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HOME外科> 06.肩がこる

07.五十肩(肩関節周囲炎)

■ どんな病気

肩関節の痛みと動きの制限が生じる疾患で、特に50歳前後に多いためこの名称があります。正式には肩関節周囲炎と呼ばれます。

■ 原因
  • はっきりした原因がないことが多い
  • 関節包や腱などの炎症・癒着が関与
  • 老化・血流障害・過度な使用などが誘因

■ 症状の経過
時期 主な症状
急性期(炎症期) 夜間痛、安静時でも痛む、動かすと激痛
慢性期(拘縮期) 痛みは減るが肩の動きが制限される
回復期 徐々に動きが戻り、痛みも軽減

■ 診断
  • 問診・視診・可動域テスト
  • X線やMRIで腱板断裂などを除外

■ 治療

保存的治療
  • 消炎鎮痛薬(内服・外用)
  • ステロイド注射
  • 温熱・超音波などの物理療法
  • ストレッチ・可動域訓練
手術療法(まれ)
  • 関節鏡下手術(癒着解除など)
■ 予後と経過
  • 自然に治ることもあるが、半年〜2年かかる場合あり
  • 適切なリハビリで早期改善が期待できる
■ 予防と対策
  • 肩を冷やさない
  • 軽い体操を習慣にする(肩回しなど)
  • 重い荷物を避ける
■ リハビリテーション

リハビリテーションの種類と目的

  1. 炎症期(急性期)
    • 炎症を抑えるため、患部を安静に保ち、痛みを誘発する動作を避けます。
    • 必要に応じて、冷却療法、温熱療法、薬物療法などを併用します。
    • 痛みのない範囲で、軽いストレッチや体操を行います。
  2. 拘縮期
    • 炎症が軽減してきたら、肩関節の可動域を広げるためのリハビリを開始します。
    • コッドマン体操やアイロン体操といった運動療法、ストレッチ、徒手療法などを行います。
    • 温熱療法や物理療法も、筋肉の柔軟性を高めるために有効です。
  3. 回復期
    • 可動域の改善がみられたら、筋力トレーニングを行い、日常生活動作の改善を図ります。
    • 肩関節周囲の筋力を強化することで、関節の安定性を高め、再発予防につながります。
    • 洗濯物を干す、棚の上の物を取るなど、日常動作の訓練も重要です。

リハビリのポイント

  • 無理をしない:痛みがある場合は無理に動かさず、適宜休憩を入れながら行います。
  • 継続が重要:リハビリは、毎日継続することで効果を発揮します。
  • 専門家との連携:症状や進行度に応じて、自己判断せずに医療専門職と相談しながら進めましょう。

具体的なリハビリ方法

  • コッドマン体操:前かがみの姿勢で腕をぶら下げ、振り子のように動かして肩関節の可動域を広げます。
  • アイロン体操:軽いおもり(例:水入りペットボトル)を持ち、肩の力を抜いて腕を振ります。
  • ストレッチ:肩関節や肩甲骨周囲の筋肉を伸ばし、柔軟性を高めます。
  • 筋力トレーニング:ゴムバンドやダンベルを使い、肩周囲の筋肉を強化します。
  • 日常生活動作訓練:洗濯物を干す、棚の物を取るなど、実際の生活に即した動作を繰り返し練習します。

その他の補助療法

  • 温熱療法:温タオルやホットパックで肩を温め、血流を促進し筋肉の緊張を緩和します。
  • 物理療法:超音波や電気刺激(低周波治療器など)を用いて、痛みの軽減や筋機能の回復を図ります。。

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