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18.入浴事故
入浴事故は、日本では特に冬季に多く発生し、高齢者の突然死の原因としても重要です。主な事故の多くは「溺水」や「急激な血圧変動による心脳血管障害(ヒートショック)」によって起こります。
厚生労働省の推計では、入浴中の急死は年間
1万9000人以上
とされ、交通事故死の約4倍。特に高齢男性に多く、冬場に集中します。
入浴事故の主な原因
ヒートショック
冬場に多い現象で、寒い脱衣所→熱い浴槽という急激な温度変化により血圧が急上昇・急下降。
結果として脳出血・脳梗塞・心筋梗塞・不整脈を誘発。
特に高血圧・動脈硬化・心疾患・糖尿病の既往がある人はリスクが高い。
溺水(おぼれ)
意識消失や痙攣、不整脈の後に浴槽内で溺れるケース。
高齢者では、わずか数cmの湯でも顔が沈むと窒息に至る。
のぼせ・低血圧
長時間の入浴や高温入浴で血管拡張・脱水が進み、立ちくらみや失神を起こす。
発生しやすい状況
冬場(11〜3月)
夕食後すぐや飲酒後の入浴
42℃以上の熱い風呂
長時間(20分以上)の入浴
一人暮らし・高齢者世帯
予防策
温度管理
浴槽温度は
38〜41℃
程度に設定。
冬は浴室や脱衣所を暖房で事前に暖め、温度差を小さくする。
入浴方法
浴槽に入る前にかけ湯で体を慣らす。
つかる時間は
10分以内
を目安にする。
肩まで浸からず半身浴も有効。
タイミング
食後すぐ・飲酒後・就寝直前は避ける。
できれば
入浴は夕方〜夜の早めの時間帯
に。
同居家族の見守り
高齢者や持病のある人が入浴するときは、声掛けや入浴後の確認を行う。
浴室ドアは外から開けられる構造にしておく。
万一の対応
入浴中に意識がない場合はすぐに浴槽から引き上げ、1
119番通報
。
呼吸や脈がなければ
心肺蘇生(胸骨圧迫・人工呼吸)
を開始。
低体温が疑われる場合は毛布で保温。
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